植物たちからのお知らせ

植物情報

三月、静かに目覚める 

千年椿のご神木

徳地に根を張り、

およそ一千年。

時代が変わり、人が行き交い、

風景が移ろう中でも、

この椿は春を待ち続けてきました。

一本木で自立した千年の時を生きる椿は、全国的にも極めて稀です。

古くからご神木のように大切に守られてきた存在です。

2月~3月はそのご神木に、いよいよ花の気配が満ちてきます。

咲き誇るというよりも、

「そっと現れる」そんな表現がふさわしい花。

近くに立つと、

空気が変わるのが分かります。

幹に刻まれた年月、

枝先に宿る静かな気配。

写真では決して伝わらない、

現地でしか感じられない時間と気配があります。

開花の時期は短く、

見られるのは一年のうち、ほんのわずか。

春の旅の途中に、

少し足を延ばしてでも訪れていただきたい場所です。

千年の時を生きた椿が、

静かに皆さまをお迎えします。